彷徨の旅-2020/10-

 

10月01日木曜日

港が目の前にあって海産物が豊富(でも農産物はほぼ無し)な「道の駅かまえ」 とても良いロケーションなのに車中泊車は数える程。

おかげさまでぐっすり。

今日はお楽しみの『鶴御崎灯台(旧海軍望楼跡)』/(佐伯市)へ。

海岸沿いの道を走る途中で立ち寄った『空の公園』 気持ち良い秋晴れの空と海。

ひたすら海岸線の道を走ってやって来ました九州最東端の岬に立つ『鶴御崎灯台』

元々は明治時代の海軍の望楼があった場所で、砲台跡なども生々しく遺されています。

澄んだ青空の下で観ると殊更に切ないような遺構の数々です。

すぐ近くの「360度展望台」からの灯台遠景。海はいつもいつでも平和であって欲しいものです。

さて、大好きな灯台を後に少し北上して臼杵市の国宝『臼杵石仏』へ。

先日訪ねた竹田市の普光寺磨崖仏とは全く異なる規模と精巧さ、数の多さに驚かされます。(あちらの磨崖仏も好みですが)

平安後期から鎌倉時代にかけて彫られたと言われていますが、詳細は今なお謎だらけというのが面白いですね。

結構広く、アップダウンのある敷地内を見て回った後に現れたのが

膝から下が土中に埋れた仁王像。阿吽それぞれに力強く愛嬌あり。ラブリーでした。

岬と磨崖仏の見学で予想外に歩き回って二人ともお疲れモード。

由布市の「極楽温泉」(380円!)の気持ち良い湯で癒され、昨年も利用した「道の駅ゆふいん」へ。

着いてみると改修工事中でびっくりでしたが、車中泊には問題無いようなので、中秋の名月を眺めてビールで乾杯!。

明日は山歩きの予定。良いお天気でありますよう。

 

10月02日金曜日

5:30起床。朝の身支度を済ませ、日の出前に道の駅を出発してご機嫌なルートを15分程走ると

見えて来ました豊後富士『由布岳』。間もなく登山口の駐車場に到着。

6:50駐車場を出ていざ由布岳へ。

初っぱなから違うルートを歩き出そうとしてみたりの相変わらずのへなちょこ山登り隊。今日も楽しく行くぞ!

樹林帯に入った途端に4頭の鹿のお出迎えを受け幸先いいねと喜びつつも、”息はあがるけど脚は上がらない”とぶつぶつ呟きながらひたすら歩きます。

東西の双耳の岩峰の分岐までやっとこ辿り着くと、我々は迷わず初心者マークOKの東峰へ

短い急登を”どこが楽チンコースなんだ?”と言い合いながらも頂上にたどり着いてしまえばやっぱり大満足の達成感!

🍙お結びをぱくついていると先客の若者に”後ろ姿の写真撮らせてください”と言われたら、素直にはいどうぞどうぞと笑顔で答えられるのは雄大な自然の中だからかなぁ。

下りは人一倍時間がかかるので、体が冷えないうちに下山開始。膝は大笑いだけど、今回も無事下山できました。

その足で向かったのがその名も『由布岳温泉』

まさに由布岳を望む絶好の地にあって登山客に大人気のようです。(500円)

時間が早いこともあって貸し切り状態。露天風呂の向こうに今登って来たばかりの山を眺めながら入る温泉は格別な気分でした。

入浴後14度の飲用水も気前よく分けてくださいましたよ。

道の駅に向かう前に豊後国一宮『柞原八幡宮』へ。

樹齢3000年!と言われる大楠です。

その大迫力には圧倒されましたが、すぐ隣に立つ南大門の彫刻群も目を見張る精巧さ。

社殿が改装中で参拝が出来なかったので、また機会があればゆっくり訪れたい場所です。

今夜の車中泊地は「道の駅のつはる」 昨年末にオープンしたばかりの新しい施設で、

電気自動車が試験運転で巡回していました。ただ、全体的に寂しい印象なのは新型コロナの影響かしら?

大きなダムに隣接していて夜は冷え込みそう。今夜は暖かくして爆睡します。

 

10月03日土曜日

ぐっすり寝て快調な目覚め。西の空には”大根の満月”が。

今日は先ず大分市佐賀関の『関崎灯台』へ。

昨年四国の佐田岬灯台へ行った際に豊後水道の対岸に見える佐賀関を見て、ぜひ訪ねたいと思っていた灯台です。わくわく☺️

道の駅から1時間半程の道を行き、「関崎海星館」という天文台施設の駐車場に車を置いていざ灯台へ

たくさんの蝶が脇目もふらずに彼岸花の蜜を吸っている小径を、蜘蛛の巣を払いながらズンズン下って行くと

現れました、大分県最古の『関崎灯台』  灯台らしからぬ門を抜けると

ずんぐりむっくりで、でも細部まで凝ったデザインの愛らしい姿に大興奮。

じっくり眺めて大満足の後は、坂道を大汗かきかき「関崎海星館」まで戻り、折角なので館内をささっと見学させてもらいました。

一旦大分市内でお茶タイムをとって(昨日の山歩きの後の岬歩きでややばてばて😭)、杵築市の『杵築城』へ。

小ぶりな城ながら展示内容はなかなか興味深いものがあって、天守から眺める景色も気持ちよく。

市内の武家屋敷通は良く保存されており、特に幾つかある坂道は時代劇でも良く利用されているという素敵な佇まい。

和服姿の人は利用料無料の施設が多く、週末ということもあってか特に若い人たちがレンタルの着物でそぞろ歩く姿が沢山見られました。

観光地も色々がんばっていますね。

今日もいっぱい歩いていい汗かきました。

今日のお風呂は杵築市内の「いこいのゆ」”温泉県 大分”らしく温泉施設が手軽に利用できます。

何より地元の方々が皆さん良い笑顔で”こんにちは”と声をかけてくださるのがナイスな感じです。

今夜の車中泊地は「道の駅くにさき」

すぐ裏手に海があってかなりご機嫌。砂浜で波音を聴きながら乾杯!

 

10月04日日曜日

静かにあけた海辺の朝。日の出を見ながらの歯磨きってなかなか良い感じ。

道の駅近くのコインランドリーで洗濯をした後、国東半島の海岸線をぐるっと回るR213を走って豊後高田市の「昭和の町』へ。

「昭和ロマン蔵」なる観光施設を先ずはチェック。

バカボン父子とキタロー父子!(バカボンパパがボケてしまった😂)、懐かしの奴凧!昭和生まれなら間違いなくキャーキャー大騒ぎしそうなグッズ満載です。

現役で走る中では最高齢63歳のいすずのボンネットバスで市内の”昭和な通り”を回ります。

強烈パワーのガイドさんの案内がめちゃ楽しくて、これで無料は申し訳ない感じ。

で、下車後はガイドさんお勧めの昔ながらの大衆食堂で”高菜焼き飯¥350”を美味しくいただいたり、バスの絵柄が可愛いTシャツを購入したりしましたよ。

そうそう、懐かしの車が沢山展示されていて、

こちらの”スバル360”は乗車もOKだったのでもちろん記念撮影。

どこから見てもプリティーな車です。

午後は『宇佐神宮』へ。

伊勢神宮に次ぐと言われるだけあって予想外の広さと雰囲気の良さです。

下宮、上宮それぞれに3つの御殿を順にお参りしました。

こちらは2拝4拍手1拝です。珍しいですよね。

静かにお参りした後は、お隣の中津市へ向かって少し休憩してから『中津城』へ。

小ぶりながらバランスの取れた良いお城でした。

市内の銭湯で久々の炭酸泉でまったりし、今夜の車中泊地「道の駅なかつ」へ。

まだレストランが開いていたので、この旅初めての生ビールで乾杯しました。

 

10月05日月曜日

静かだった夜のお陰で今朝の目覚めもスッキリ。にこにこ。

今日は近くの『耶馬渓橋(オランダ橋)からスタート。8連の存在感ある石橋を見て元気スイッチONになりました。

200m程先の『青の洞門」へ。

菊池寛の「怨讐の彼方に」のモデルになった場所ですね。江戸時代の僧、禅海がノミと槌だけで30年の歳月を経て貫通させた逸話はあまりにも有名ですが、実際にノミの跡を見ると絶句です。

スルッと車で走り抜けずに歩いてみて良かった。

その先にある『一目八景』

中央遠くに愛らしい”夫婦岩”が見えます。

福岡県に入って、玖珠町の『西椎谷の滝』 残念ながら遊歩道が通行止めのため落差87mの全容は拝めませんでした。またぜひ。

本日の滝第2弾は同じ玖珠町の『慈恩の滝』

滝の迫力もさる事ながら、慈恩の名の由来に登場する“龍”がこの滝の”穴倉”に住んでいたという説明文を読んで二人してめっちゃ親近感上がりまくり。しばし写真を撮りまくってしまいました(笑)

さあ、盛り上がったところで次の目的地日田市豆田町へ。

道なりにR210を進むと目の前に現れた無残に崩れた赤い鉄橋を見て心臓を鷲掴みにされたようなショック。

先日の台風による増水で大きな被害を受けた天ヶ瀬温泉でした。

胸中複雑ですが、目を背けてはいけないと思いしっかり心に刻みます。

大分県日田市の豆田町は天領時代の雰囲気が味わえる風情ある景観が残っている所。

ぶらぶら歩いて目にとまったった古い歯科跡の建物を見学。

お腹ペコペコでやっと見つけたお蕎麦屋さんがとても美味しくてラッキー。生き返りました。

再び福岡県は朝倉市に入り、巨木シリーズ『隠家の森』へ。

樹齢1500年。かなり傷んでいましたが、地域の方々の努力で樹勢回復中とのこと。がんばれ!

すぐ近くの朝倉三連水車へ。すっかり観光地でびっくり。

我々は450m程離れた『菱野の三連水車』を見たかったので速攻そちらへ移動。

3年ほど前に訪れた際はひっそりと動かずにいたので、グルングルン勢いよく働いている姿にお目にかかれて嬉しい限り!

更に飯塚市に足を延ばして(「嘉穂劇場」は休館日で残念)『旧伊東伝右衛門邸』へ。

筑豊の炭坑王の、広大かつ趣味よく贅を尽くした邸宅内と四季折々美しいであろう庭園。

はぁ〜っと溜息つきながらじっくり楽しませていただきました。

予定外に動き回った一日。今夜の車中泊地は2度目の「道の駅おおとうさくら街道」

気持ち良いお風呂と綺麗すぎるトイレの道の駅です。

 

10月06日火曜日

約2週間の九州の旅をひとまず終えて、今日は関門トンネルを抜けて山口へ向かいます。

とはいえのんびり旅なので、朝イチは福岡県直方市の『花ノ木堰の大公孫樹』を訪問。

遠賀川の土手にどっかと立つ樹齢推定千年の堂々たる姿。幹から大小様々な乳瘤が垂れていてさぞかし信仰を集めていたことでしょう。

朝から元気パワーを頂きました。

次に向かうは『小倉城』

戦後に復元された天守閣ですが、陸海の要衝の地で果たした歴史的な役割の重要さが分かり易く展示されていました。

天守閣から下を覗いたら目があった愛嬌のある鯱鉾さん。

福岡最後の訪問は『部埼灯台』真っ白で綺麗な立ち姿。回転式レンズもよく見えました。

前から見るとまるまるっと可愛い。潮流の速い場所に位置するだけあって、後方には潮流信号の電光掲示板がありました。

さて、久々の関門トンネルを走り、昼食をとるべく向かった「唐戸市場」は既に営業時間終了の店舗ばかり。

お隣の「カモンワーフ」の回転寿司でまあまあ納得のお昼ごはんとなりました。

折角なのでまだ行ってなかったすぐ近くの『赤間神宮』まで歩いてお参り。

まあ派手なお宮さんですが、海を背景に赤が綺麗に映えています。境内にひっそりとある”耳なし芳一”のお堂が良い感じでした。

今日のトピック! 唐戸市場で初めて車高3M制限の立体駐車場を発見!

315号が軽自動車さん達に囲まれてちんまり収まりました。

『火の山公園』も今回初めて訪問。晴れた日の海は本当に気持ちいい。遠くに部埼灯台も見つけることができました。

今夜の車中泊地は下関市内の「道の駅 蛍街道西ノ市」 リニューアルされたばかりの温泉もあり静かそうです。

 

10月07日水曜日

連日の静かな夜明け。ありがたいことです。にこにこの目覚め。

本州最西端の「毘沙ノ鼻』。いきなりのナイスビューで嬉しい1日のスタートです。

福徳稲荷神社。有名な「元乃隅稲荷神社」を上回る“千本鳥居”がありました。

岬の先端まである鳥居を帰路はふうふう言いながら戻りました。気分良し!

角島へ向かうR191から少し脇にそれて訪れたのが日本百名木選定の『恩徳寺の結びイブキ』

すっかり寂れたお寺の階段を上がると息を呑むような立ち姿。枝が複雑に屈曲交錯する様が学術的にも価値が高い為天然記念物に指定されているそうです。出逢えて良かったと思わずにいられない存在感。

下関最後の訪問は『角島灯台』

地上30mの塔の24mまでは花崗岩のベージュが美しい。

以前は外観をチラ見しただけでしたが、今回はもちろん内部を見学(「のぼれる灯台16」の一つです。)

かなりの強風でしたが、360度の絶景を楽しみました。

長門市に入って『千畳敷』へ。てっきり海岸だと思っていたら高台にある風光明媚な広場でした。

解放感ある気持ち良い場所なので、少しのんびり過ごしました。

今日最後の訪問は『青海島 海上アルプス』

こちらも前回はパスしていた場所。今日は遊歩道をしっかり回ってきました。

歩き進めるとどんどん景色が変化するので、アップダウンはあっても楽しめます。

最後にいい汗かいて、「湯免温泉」で疲れを流し、今夜の車中泊地「道の駅センザキッチン」へ。

うちと同じキャブコンタイプが4台。みなさん走っているようです。

 

10月08日木曜日

昨夜は海からの強風を受けてゆらゆら揺れる車内で爆睡(笑)

今日は久しぶりの萩市。まずは食品等の買い出しを先に済ませ、『県立萩美術館』へ。

かなりきっちりしたコロナ対策の受付の後、今回は常設展のみを観覧します。

浮世絵関連に興味深いものが多くありましたが(撮影不可)、今日の1枚はこれ。

糸好きにはたまらない作品!

『萩城跡』(指月公園)へ向かう途中で気づいたのは市内のGSやコンビニ、ファストフード店などの色彩が抑えられていて目に優しい町並みであること。好感度アップです。

初めての萩城跡、天守閣跡の石垣。綺麗に整備された堀に似合っています。

連理の枝が見事な松。ついつい見入ってしまいます。毛利家を祀ってある神社や茶室など、のんびり歩き回って楽しみました。

指月山にも登ってみようかと思ったら、樹木が保護されている為眺望は無しと説明されたので素直にパス。

お隣の『菊ヶ浜』 白砂が綺麗と聞いたので迷わず立ち寄り。波は高めでしたが、とても歩きやすい砂浜で思わず深呼吸!気分爽快!

毛利家の菩提寺。我々の得意パターンで裏口らしき門から入った為、最初の印象は小さいお寺さん。

でも歩き出してびっくりの立派な造り。全国屈指の黄檗宗の寺院でした。

『萩の反射炉』 鹿児島の反射炉 に比べるとあまりにさりげなく公園の中に佇んでいます。

すぐ側を線路が走っていたり見事な枝振りの桜の木があったり、でのんびり🍙を食べて過ごしました。

『明神池』

思っていたより小さな池であやうくスルーしかけました。海水の池で、確かにボラや鯛がわんさか泳いでいました。

風穴もあリましたよ。

車中泊地に予定していた「道の駅阿武町」には早く着きすぎたので、山口市阿東の「道の駅願成就温泉」へ移動。

山あいの古い道の駅かと思いきや、温泉もトイレもすごくキレイで嬉しい誤算。夕焼け空も美しく。

 

10月09日金曜日

台風の影響を心配しながらの移動ですが、今日はどうやら大丈夫そう。元気にお気に入りの町“津和野”へ

先ずは「道の駅津和野温泉」でひと息ついて、徒歩で『鷲原八幡宮』へ向かいます。

途中には、毎年4月に”流鏑馬神事”が行われる立派な馬場が。朝早い時間でしたが、地域の方々が総出でお掃除されていました。

味のある楼門。本殿も含め国の重文だそうです。境内の雰囲気に満足して帰ろうとしたら見つけたのが裏手の山中に悠然とそびえる大杉。

樹齢千年、高さ40m、胴回り9m。ありがたくパワーをいただきました。帰り道は川沿いの石垣に時々現れる❤️型の石を探しながら。

次は、前回見逃した『津和野城跡』へリフトでGO!

急な山道を転ばないよう歩いて辿り着いたら町並みを見下ろす絶景。やっほー。

珍しい三段櫓の跡があります。建物は現存しませんが色々ユニークな造りで大満足の山城でした。

町の中へ移動してぶらぶら散策をスタート。萩に比べると本当に小さい町なのでのんびりのんびり。

前回も結構歩き回っているので、特に地図も見ずに気の向くまま足の向くまま。美味しいお蕎麦屋さんもあってラッキー。

お米屋さんの店舗を抜けたところにいる巨大鯉の皆さん。

SLが走るかも、と期待して行った「乃わつ」駅(残念、運行日ではなかった)

津和野のメインストリートはやはりこの「殿町通り」

ゆっくりのんびりでも14000歩ほど歩いて流石にお疲れモード。

「道の駅津和野温泉」が今夜の車中泊地。この後お風呂をいただいてビールを呑んだらきっと爆睡だな。

 

10月10日土曜日

確か10月10日は晴れの特異日だったような。本日は曇りで時々雨雲がかかる予報。

こんな日は無理をせずきっぱり“コインランドリー日和”といたします。

益田市で洗濯と買い出しを済ませ、「道の駅 サンエイト美都」に立ち寄り十割蕎麦でお昼。

めっちゃ斜面の駐車場でしばし休んだ後は、R191の紫陽花ロード(季節外れの色褪せた紫陽花が延々続いてました)を走って、

安芸太田町の日帰り温泉に入り、「道の駅とごうち」に到着。

本日の歩数 2700歩。ま、こんな日もあってののんびりくるま旅。

 

10月11日日曜日

なんとかお天気も回復の様子。

今日は安芸太田町にある国の特別名勝『三段峡』を歩きます!

全長16Kmの渓谷のうち、メインとなる「正面口」〜「黒淵」2.7Kmを往復約2時間の予定です。

歩き出した途端、予想外の水の綺麗さに歓声をあげながらのスタート。

よく整備された遊歩道は刻々景色が変わって”すごい、きれい”の連発。

黒淵にたどり着くまで見所満載でしたが、

特に印象に残ったのが赤い岩肌が美しい「赤滝」と一箇所だけあった手掘りのトンネル

朝イチで訪れた甲斐あって、全くひと気の無い冷んやりした道の楽しさを満喫できました。

切り立った絶壁に囲まれた黒淵。三段峡随一の景勝地です。渡船も二人占めで渡れました。

最深6m程あるそうですが、澄み切っていて底までくっきり見えました。

当初はこのコースで終了予定でしたが、あまりの良さに更に上流の「「水梨口」まで行ってみることに。

こちらのコースの目的地は渡船でしか行けない「二段滝」

紅葉の季節は大人気だろうなぁという遊歩道をまたてくてく。

たどり着きました! なんと大雨で崩れて実際は「一段滝」になっていました。

でも迫力は満点で、真夏なら飛び込まずにはいられない感じの素敵スポットです。(遊泳禁止ですが)

今日も歩いて歩いて頑張った体を癒してくれたのが『温泉津温泉:薬師湯』

昔ながらの古い温泉街。

趣ある洋館風の建物の中にあるお風呂は5人も入ればいっぱい。熱さがクセになりそうな有名な美肌の湯です。

2階に休憩所が設けてあり、ポカポカあったまった体を休めることができます。

少し時間があったので鳴き砂で有名な『琴ヶ浜』へ。

晴れてないので無理かな?と思っていたらしっかりキュッキュッとなってくれました。いとをかし。

今夜の車中泊地は「道の駅サンピコごうつ」

 

10月12日月曜日

「道の駅サンピコごうつ」の夜はなかなかに騒々しく、利用者のマナーもなんだかなぁ‥‥ ということで、

起床後に洗顔だけ済ませて本日の目的地『石見銀山』へ。

静かな無料の公園駐車場に入り、ゆっくり朝ごはん。

観光案内所のオープンを待ってMAPをいただき、石見銀山の見て歩きスタートです。

朝陽を受けて光る見事な苔岩。早起きのご褒美です。にこにこ。

川沿いの遊歩道半ばで現れた「清水谷製錬所跡」はまるで城跡のような石垣に囲まれていました。

ついつい製錬所上部にあった魅力的な階段や山道を先へ進んでしまい、

「選鉱場跡」というおそらくあまり観光客は立ち入らなさそうな遺跡に到着。ぜぇぜぇ、はぁはぁ。

汗びっしょりの背中のまま、散策ルートに戻ると、

川で洗い物のおばあちゃんとそれを見守る猫たちの長閑な図。ほっこりです。

“間歩”とは坑道のことで、石見銀山に大小600余点在する中にあって、『龍源寺間歩』は1943年まで稼働していた大坑道。

本来の長さ600mの約4分の1が観光用に公開されているということです。

壁面には当時のノミ跡や横穴、竪坑跡が生々しく残っていました。

間歩見学を終え、スタート地点まで周囲の景色を楽しんだり、お散歩中の保育園児に挨拶したりとのんびり。

評判のお蕎麦屋さんで早めのお昼をいただいてから、今度は町中歩き。

ここに来たら是非立ち寄りたかったのが「群言堂」の本店。

2Fのギャラリースペースが居心地良く素敵でした。雑貨や洋服のコーナーをゆっくり見て、自分用にフェルトの帽子を購入。

最近は滅多に衣類を買わないのでちょっと贅沢気分。

町中アートの企画で、こんなふうに様々な展示があちこちにありましたよ。

散策ルートの最後は「城上神社」天井画”鳴き龍” 指示された場所でパンパンと手を叩くとしっかり身体に響く鳴き声でした。

今日も16000歩超え。明日歩く予定の『三瓶山』近くで温泉に入りしっかり疲れを取ります。今夜は車中泊も三瓶山麓の駐車場。

どうか良いお天気になりますように!

 

10月13日火曜日

三瓶山麓の「西の原駐車場」は静かな夜でした。洗顔の為外に出たらお猿さんたちが樹々の茂みでガサゴソ動き回っておりました。

ありがたい事にお天気は回復してくれたよう!

7:30 左手に見える男三瓶山目指して出発!

樹林帯と尾根筋の歩き易いコース。眼下の景色や植物を楽しみながら約90分。

そうは言ってもやっぱりぜぇぜぇはぁはぁ。あとほんのひと息。

やったぁ!男三瓶山登頂。広い山頂に我々以外の姿無し。気分爽快です。

帰り道はきっちり登りと同じ時間をかけて(笑)景色を楽しみながら。膝はガクガク。

大田市まで戻って食品の買い出しを済ませ、一休み。

海を見ながらR9を走っていたら前方に「立神岩」が見えたのでちょっと寄り道。

残念、ナビの案内してくれた港からは近過ぎて全景が見えません😵

気を取り直して出雲市へ進み「多岐いちじく温泉」で山歩きの疲れを癒します。

今夜の車中泊地は「道の駅大社ご縁広場」

地ビールで乾杯!。かなり美味しいペールエール&黒ビールでした😄

 

10月14日水曜日

朝方は厚めの雲に覆われて風も強く、“秋だね冷えてきたね”と言いながらまずは『旧大社駅舎』へてくてく。そういえば今日は”鉄道の日”

駅舎は開館前だったので周囲を見て回っていたら、無口な施設職員さんがさり気な〜く開錠してくださって中も見学することが出来ました。感謝です!

お次はもちろん『出雲大社』 まだひと気の無いうちに参拝。

本殿の周囲をぐるりのんびり回りました。神無月にお参りできてラッキー。

ひとつ心残りは樹齢千年と言われるムクの御神木を見逃したこと。また来なさいということですね。

8:30 大社の鳥居を眺められる好ロケーションのスタバで朝の珈琲をいただきほっとひと息。

(マグカップは出雲バージョンとのこと)

道の駅に止めておいた315号を拾って、『稲佐の浜』へ。急に青空が広がってきましたよ。やれ嬉しや。

くねくね道を走って『日御崎神社』へ。素敵な神社ですが何故かほとんど観光客の姿がありません。

おかげ様でゆっくり静かに参拝出来ました。

そして、いよいよ今日1番の目的地『出雲日御崎灯台』に到着!

いやいや、これはこれは。遠景でも近くからでも素晴らしい立ち姿。もちろん登って見える景色も最高!

世界の灯台100選に入るというだけの事はあります。惚れ惚れする美しさ。

1903年の点灯以来日本最高の灯塔としてがんばっています。光達距離は約39Km

灯台周辺の遊歩道を歩き、いろんな角度から眺めて悦にいる楽しいひと時を過ごさせてまらいました。

歩き回ってお腹ペコペコ。名物”割子そば”をいただきエネルギーをチャージ。

315号にも燃料と水を満タンチャージした後は、出雲市斐川の立ち寄り湯でほっこり。

今夜は「道の駅 湯の川」で車中泊します。

 

10月15日木曜日

あらら、起きてみたら路面はすっかり濡れていて小雨模様の空。ぐっと冷え込んだ感じです。めげずに松江市へ向かいますよ。

宍道湖畔を走っていたら“一畑電車”に遭遇。可愛いバタバタ電車。

やって参りました国宝『松江城』 小ぶりなお城ですが、天守閣は姫路城、松本城に次ぐ高さだそう。石垣も楽しめます。 

お城のすぐ側にある洋館「興雲閣」は扉や窓の造作がキュートでした。

大手門前に下る途中にあった楠木。樹齢300年にして既にこの貫禄。

松江城といえば 内堀、外堀を約50分かけてゆっくり周遊する”堀川巡り” ですね。

途中4カ所では橋の下をくぐる際に船の屋根を下げて通過します。

お天気回復の午後は宍道湖畔の『県立美術館』へ。新型コロナの影響で予約制ですが、ラッキーな事に当日券で入場できました。

な、なんという常設展(300円!)の充実ぶり。

大好きな河井寛次郎の展示室に加え日本画や写真等見入ってしまう展示室のオンパレード!。

野外展示も楽しい。島根県民羨ましすぎ。

少し郊外へ足をのばし、『神魂神社』へ。国宝である最古の大社造りの本殿が静かに佇んでいました。

更に「志多備神社」の日本一のスダジイを訪ねました。

ここまで来たらお風呂はもちろん「玉造温泉」で。有名な温泉地でも格安で入れる立ち寄り湯があるのは本当にありがたいことです。

本日最後の楽しみは宍道湖に沈む夕陽。今日の1日を感謝です。

今夜の車中泊は去年もお世話になった「道の駅あらエッサ」です。

 

10月16日金曜日

本日最初のお目当ては「ベタ踏み坂(江島大橋)」 5千トン級の船が下を通れるよう最上部が45mの高さになり、その急勾配ぶりがCMで話題になった橋ですね。案の定、走ってみるとただの坂道(爆笑)

通過後、車を近くのコンビニに止めて写真を撮りました。この後しばらくは坂道を見ると笑いが止まらず。あはは。

笑う門には福來る。

『美保神社』の素晴らしい雰囲気に感謝。背筋がピンと伸びました。

さらに2km程海岸線を走ると現れるのが、島根半島東端の『美保関灯台』

なんと可愛らしい!山陰地方では最古の石造りで、現役灯台としては初の登録有形文化財。

日御碕灯台と同じく「世界灯台100選」の一つです。

周辺をゆっくりのんびり回り写真撮りまくり。やれやれの灯台好きになってしまっていますね。

湾の対岸には憧れの”大山” 私の体力に問題無ければ今日は登れていたかも?の大山。 待っててね❣️と遠くからラヴコール送りました。

米子市内でお昼と買い出しを済ませた後に訪れたのは『倉吉白壁土蔵群』

私は全く予備知識のない場所。実際に歩いた感じはやや寂しい感じが否めず。古い街並みを維持しつつ観光地化していくのは相当な努力が要るだろうなぁと思いつつの散策。木彫りの狸は珍しいかも。

散策中に見つけた商店の貼り紙。鳥取県まで“人参しりしりぃ”が進出している事に小さな驚き。

鳥取市鹿野町の立ち寄り湯であったまった後、「道の駅 西いなば 気楽里」へ。

新しい道の駅で、緊急時の防災施設として大活躍できるべく設計されているようです。こちらは、カマドになるベンチ。

自然災害の頻発する今、ぜひぜひ沖縄でも見習って欲しい姿勢だなあと強く強く願います。レストルームの充実ぶりも立派。

そんな素敵な道の駅で、仲良しの315号と今日のロングランをねぎらい合う訓さん。お疲れさまでした。

 

10月17日土曜日

夜中は屋根を叩く雨音に気付くほど降った雨も、起きる頃にはほぼ止んでくれました。

今日はお洗濯日でイオンモール鳥取内のコインランドリーへ。場所がらなのか安いからなのか、大人気のコインランドリー。

タクシーで乗り付けて係りの人を大声で呼んで洗濯を任せちゃう強者のおばあちゃんも!

午前中はモール内でゆっくり過ごし、お天気がすっかり回復した午後は『鳥取城』へ。

石垣だけの城跡なのでそう期待はせず登り始めたのですが‥

ここでしか見られない”巻石垣”  下から見ても上から見てもユニーク。

実は城郭の博物館と称されるのも納得!の様々な時期の遺構が残っていて、規模も想像以上。

天守閣までの道は登山道と表示されていて今回は流石に見送りました。

城跡と同じ公園内に建つ『仁風閣』

山陰地方では唯一の明治時代の現存する洋風木造建築です。

支柱の無い螺旋階段や皇太子が使用したという食事室の設えなど興味深い箇所がいくつもありました。

思いのほか城跡見学で時間を取ったので、予定を変更して国立公園指定の海岸線を眺めに行くことに。

浦富海岸。大きなクラゲが打ち上がっていました。晴れていたらさぞ綺麗な海だろうな。

と、ここでこの先に更に良い景観が続くことを発見。即移動開始。

遊覧船も出るほどの絶景なのでした。

「千貫松島」も上部の展望台からしっかり見えました。

思いがけず素敵な景色を見られてラッキーと喜びながら向かったのは

岩井温泉の「ゆかむり温泉共同浴場」熱いお湯が気持ちいい小さな温泉。

おばあちゃん達の湯浴みの様子がめちゃ微笑ましい、良いお風呂でした。

今夜の車中泊地は「道の駅 きなんせ岩美」

 

10月18日日曜日

早めに鳥取県の道の駅を出発して向かうは兵庫県の『余部鉄橋:空の駅』

訓さんが右下に小さく見えていますよ。

エレベーターで駅まで上がると、本数の少ない列車がタイミングよく入って来ました。パチリ。

下りは周囲の景色を眺めながら坂道をのんびり。駅の歴史も知ることができました。

こちらの駐車場に入る寸前に見かけた「灯台」の道案内。行かないわけには参りません。

対向車来ないでくれ〜!の道(でも小鹿に遭遇❣️)をうんしょうんしょと走った先に現れた『余部埼灯台』

なんと、日本一高い場所にある灯台でした! 私が生まれた年までは灯台守が生活していたそう。うん十年たった現在、”スズメバチ”が大きな巣を作っているため、残念ながら立ち入り禁止になっておりました(涙)

でもこちらからの戻道で見る風景はまさに絶景。灯台に感謝!

予定外の寄り道の後は豊岡市の『出石城跡』へ。

全く余談ですが、社会福祉士の資格取得でお世話になった学校がこちらにあり、市内に入った時にはついつい頭を下げました。

立派な登城門、でも本丸は小さくて櫓があるくらい。

山頂には更に古い城跡がある様ですが、山歩きの準備まではしてこなかったのでそちらは見送り。

『辰鼓楼』出石のシンボルともいえる最古の時計台と、なかなか迫力の「おりゅう灯籠」ぶらぶら町歩き

ここで忘れてはいけないのが「出石皿そば」もちろんいただきました。

混み合うお昼前にと適当に入ったお店でしたが、大満足の味でした。

この後、山道を走って鳥取県に戻り、訪ねたのが『不動院岩屋堂』

「投入堂」が無理そうなので楽しみに出かけたのですが、残念、こちらも立ち入り禁止の札が(涙)

それでも、こちらは幸い道路からすぐの場所にあるのでなんとか遠景で見ることができましたよ。

鳥取市内で食品や燃料の補給などを済ませ、白兎海岸の夕景を見てほっとひと息。

「宝喜温泉」で温まってから車中泊2度目の「道の駅 西いなば 気楽里」へ。日が暮れるのが早くなってきました。

 

10月19日月曜日

「彷徨の旅 vol2」はここらで折り返しです。寒くなる前に帰らなくては!

昨夕、嬉しげに点滅しているのを確認した『長尾鼻灯台』へ。

ナビでは道が表示されませんでしたが、道端の案内をしっかりキャッチしたので迷わずGO!

残念ながら立ち入り禁止。こちらも1963年までは灯台守がいたそう。

現在は無人ですが、絶好の釣り場ということで、人の好さそうなおじちゃまが駐車場を管理していました。

灯台の崖下は釣り人のパラダイス。見上げると灯台が少しだけ顔を覗かせています。

すぐ側の『夏泊海岸』へ。こちらも釣り人だらけ。

角度によってはゴジラに見える?岩。遠くに見える315号と記念にパシャリ。

この後は海岸を離れて鳥取県三朝市の『小鹿渓』へ。

と予定していましたが、折角なのでそのすぐ近くの『三徳山三佛寺』へせめて本堂への参拝だけでもと立ち寄ることに。

遥拝所から国宝『投入堂』を眺めた後、

正面石階段を上がって三佛寺本堂まで。

本堂までなんとも心地よい空間が続きます。今回は私の軟弱膝を慮って断念した「投入堂」。やっぱりぜひぜひ参拝したいので次の機会までがんばって足腰を鍛えることといたします!

午後は予定通り『小鹿渓』へ。

紅葉の名所だそうですが、まだ早いのでまったくひと気の無い遊歩道をぶらぶら。

結構なアップダウンの道。思いがけず見事な景観に喜んでいると、我々を見て慌てふためき逃げまわる「小鹿」ならぬ3頭の「小猪」(左下に2頭見えてます)。必死の形相でした。驚かせてごめんね!

その後は琴浦町の『鳴り石の浜』へ。鳴き砂はよくあるけど鳴き石?

こんな丸石だらけの海岸。波打ち際の小石が確かにコロコロ鳴きます♪

上手く重ねられてご満悦の図❣️

さて、意外にも温泉充実県と知った鳥取での今回最後のお風呂は大山町の「なかやま温泉」

気持ちよく温まって、今夜の車中泊地は「道の駅 琴の浦」日本海が見えます

 

10月20日火曜日

本日のミッションは古木&銘木を訪ねろ!なかなかのロングドライブになりそう。

第1弾は鳥取県琴浦町の『伯耆の大椎』樹齢千年。先日尋ねた「志多備神社の大椎」と並ぶ巨樹の認定だそうですが、樹勢の強さは半端ない感じ。初っぱなから圧倒されました。

真下に止めた315号が小さく見える見事な枝ぶり。

気分よく次へ向かう途中で目にした「大山滝」への道案内。即、寄り道決定。

整備されたキャンプ場からスタート。滝まで小一時間の道程。スニーカーでもなんとか歩けるコースですが、途中には帰りが恐ろしい急勾配の長い階段も!

大山滝に到着。以前は3段だったのが室戸台風時の決壊で2段になったそう。

滝壺まで降りるのは断念しましたが、素敵な空間で癒されました。

帰りは吊り橋もルンルン。でも心臓破り階段はゼェゼェ。

往復で約2時間の寄り道の後は『金持神社』へ。かもちと読みますがどうしたって”かねもち”ですよね。絵馬にも“宝くじ当たります様に”のオンパレードでした。

我々も勿論そう願って参拝しましたが(笑)、本来の目的は2本の銘木ですよ。

サワラ

チャンチン(センダン科の樹木。鳥取県内にはこの1本のみだそう)それぞれに趣ある美しい樹でした。

さあ、次は島根県雲南市に入り、小さな小さな神社にある『海潮かつら』

樹齢も定かではなく、主幹は既に朽ちていますが、大きな支幹と数十本の細い支幹で数個の岩を囲んで巨樹を形成している稀有な樹。

全体の樹勢が盛んで春先にはピンクの花で染まるそうです。

最後は出雲市『須佐神社の大杉』

樹齢千三百年。杉とは思えぬがっつりの根。緑豊かな境内にあって堂々たる存在感でした。

大満足の1日を終え、「多岐いちじく温泉」でまったり。

今夜の車中泊地、日本海を望む「道の駅 キララ 多伎」に到着。夕日を眺めて今日1日を感謝です。

 

10月21日水曜日

朝焼けの空。浜辺に降りて波打ち際を散歩。深呼吸。

『石見国一宮 物部神社』にやって参りました。

なかなかの雰囲気です。

手水石には砂金が含まれているそうな。なんだか有難い感じ満載です。

県内では出雲大社に次ぐ規模で、春日造りの本殿としては全国一とのこと。

本殿の裏山「八百山」へ上る道がめちゃ素敵な木の根道でした。

今日もロングドライブになる予定。

大田市の港が見えるカフェでひと息入れてから、午後は『島根県立しまね海洋館アクアス』へ。

タイミング良く始まったシロイルカの「幸せのバブルリング」を見学。

目の前で見ると涙目になるほど可愛らしい!

今夏に生まれた赤ちゃんのためにお休み中のアシカ&アザラシのパフォーマンスは、餌やりや練習中の様子を見せる内容に変更中。

間近で見られて楽しい。

展示内容はやや物足りなかったけれど、イルカやアシカ達のおかげで楽しい時間を過ごせました。

今夜の車中泊地は、山口県山口市の「道の駅 願成就温泉」静かな道の駅でお気に入りです。

お風呂はこれもお気に入りの「道の駅 津和野温泉」で。

明日はがっつり雨の予報。ゆっくり寝ることにします。

 

10月22日木曜日

雨、雨、雨の一日。風も強し。

こんなに降り込められたら打つ手はひとつ。お洗濯ですよ😂

山口市内で見つけたコインランドリーでお洗濯。

早めのお昼は、大大大好きな”瑠璃光寺の五重塔”の頭だけ見えているお蕎麦屋さんで。

今期初の温かいお蕎麦(なかなかの美味しさでにっこり☺️)をいただきました。

そのまま市内中央公園にあるスタバでのんびりお茶タイム☕️

広くて落ち着く店内で読書&編み物。だいぶ捗りました。

食品等の買い出しを山口市内で済ませ、今夜の車中泊地、美祢市の「道の駅 おふく」へ。

こんなお天気の日には温泉併設の施設は本当に有難い!

明日はお天気回復の予報。雨音を聴きながらゆっくり寝ることにします。

 

10月23日金曜日

良いお天気の予感😃 思いきって福岡県福津市の『宮地嶽神社』の”光の道”を見に行くことに決定!

で、その前に「道の駅おふく」(山口県美祢市)からすぐの『別府弁天池湧水』に立ち寄り。

これはこれは!またもや期待無しで行ったことを恥じてしまう程の綺麗な湧水地。早朝の空気と相まって清々しいの一言。

年間通して14°くらいという名水。少しお裾分けしていただきました。明日の☕️珈琲はきっと美味しいぞ。

気分もシャッキリしたところで一路、宮地嶽神社へ。

3時間弱、約100km走って少し手前の「道の駅 むなかた」で休憩。今夜の車中泊地の予定なのでチェックを兼ねて。

海産物がメチャ安!凄い人出にもびっくり。

嵐が出演するCMで話題になった”光の道”   春と秋の 年2回、期間限定の出現な上に、今年はコロナ対応で整理券の発行数も少ないという情報。

はい、たまたま絶好のタイミングで見られるチャンスを逃してはいけません。

寒い中2時間並んで限定200人中の7番、8番をゲット!

神社自体は1700年前の創建で、宮地嶽神社の総本宮。立派な構えです。日本一の大鈴なんていう可愛いものも鎮座。

16:15から案内された200人の人々。不思議な一体感があります

沈む直前。前々列のおじさまの頭頂部も輝いて。

まぁ、こんなもんでしょう、良い経験ですわ、という感想を抱いて向かったすぐ近くの温泉。

あらあら見事な夕景でした。まぁそんなものです。

海水を沸かしたという温泉でポカポカにあったまって、予定通り「道の駅 むなかた」へ。昼間の喧騒が嘘のよう。ゆっくり休めそうです。

 

10月24日土曜日

「道の駅 むなかた」の夜は静かでぐっすり眠れましたが、夜明けと共に大賑わいになりました。

長居は無用と、身支度と朝食を済ませた後は速攻『宗像大社』へ。

鳥居をくぐって本殿に至るまでに素敵な樹々が惜しげもなく迫ってきます。

御神木の「楢の木」葉の一枚一枚に勢いのある力強い樹でした。

「高宮祭場」神社に社殿が構築される以前の、万物に神が宿るという自然崇拝の祭祀形態の祭場です。

沖ノ島と並び、宗像大社境内で最も神聖な場所ということですが、、

沖縄の”御嶽”にいるときのような自然に背筋の伸びる素晴らしい雰囲気でした。

気持ちよくお参りした後は、「道の駅 むなかた」から400m程の海に面した「北斗の水くみ海浜公園」へ移動。

サーファーに人気らしく(年季の入った方多数)良い波が押し寄せてきてます。波音に癒されながらののんびり。

週末なので早めのお昼をと出向いたすぐ近くのお蕎麦屋さんが大当たり😃!

北海道産の新蕎麦とご当地の地鶏飯のセットを美味しくいただきました。

美味しいお蕎麦に出会えてご満悦。また公園へ戻ります。

315号の後ろに見えるのは「地島」、右手が海女発祥の地と言われる「鐘碕」。

写っていませんが左手には「大島」が見えるという絶好のロケーション。

週末とあって訪れる人もそこそこありましたが、波の音を聴きながらの読書&編み物タイムでのんびりできました。

今日のお風呂は朝倉市の「卑弥子ロマンの湯」

車中泊地は朝倉郡筑前町の「道の駅 筑前町みなみの里」

新しい道の駅で、災害時用の”トイレスツール”が設置されています。

 

10月25日日曜日

静かな静かな夜を過ごし(これ、旅の最中は本当に大事なこと!)、元気に起床☀️

今日は日曜日。大人気という『宝満山』に登るので、駐車場確保の為にまずは登山口の「竈門神社」へ移動。ギリギリセーフだったよう😃

午前7時、山登の準備を整え、神社の本殿でお参りしてからいざ宝満山へ

歩き出してすぐの道路脇にいたワンコ。微動だにせず格好良い姿で辺りを睥睨していました。

宝満山は岩の階段が名物のよう。歩き易いといえばそうですが、途中はまじでゼェゼェでした。でも途中で齢80は楽に超えていそうな素敵なおばあちゃまが下りてくる姿に感動。がんばるぞ〜。

小さな広場には誰かさんが残してくれたどんぐりの可愛らしいプレゼントも

一歩一歩進んで行けば必ず到着!

やった〜❣️

冷たい風は吹き上げてくるものの、山頂は陽が当たって気持ちいい。気分爽快!

下りはダブルストックで。案じたよりはずっと楽に下りられてほっ。

地元で人気の山だと聞いていた通り、下るほどにどんどん登山者が増えていきます。

高校の野球部が大勢元気炸裂で登ってきた姿には元気をいっぱいもらいました😄

竈門神社に無事の下山を御礼。境内も駐車場も驚きの人出でした。

太宰府へ移動。

まずは腹ごしらえ。美味しいお蕎麦をいただいた後に、スタバで一休み。

隈研吾さんデザインで有名な店舗。以前立ち寄った際はほぼ中国語しか聞こえませんでしたが、今回は流石に静かな店内。

ダメもとで寄ってみてよかった。

太宰府によった目的は『光明禅寺』 案の定、拝観はできませんでしたが裏門は開いていて”石庭”は見ることができました。

庭の撮影不可だったのでこちらをパチリ。

今日の車中泊地は「道の駅 くるめ」お風呂探しにてこずってすっかり暗くなってからの到着。

去年お世話になったお気に入りの道の駅です。

 

10月26日月曜日

本日午前中は、315号の不具合を見てもらうために鳥栖市内の「RVランド」さんへ伺う予定。

その前に、まずは近くの”カエル寺”『如意輪寺』へ。

駐車場に入った途端に巨大カエルとにゃんこ&大量カエルさんのお出迎え。

かなり広い境内には様々なケロケロさんがあの手この手で展開されています。その中に多宝塔が悠然と。

ひときわ大きく苔むし具合も立派なカエルさんが素敵でした。

まだ時間が早いのでスタバで珈琲タイム☕️を。それから初の「RVランド」さんの展示場訪問。笑顔の所長さんにはいつもながらとても心良い対応をしていただき感謝!展示場だけあってゴージャスなバスコンから軽キャンまでいっぱいあって楽しく過ごさせていただきました。

午後は『吉野ヶ里歴史公園』へ。佐賀は観光として訪れるのは初めて。わくわく😄

公園内のレストランでお昼をいただいた後、散策開始!予想外に広大なスペースに慄きつつも秋晴れの空の下、元気に歩きます。

園内でたまたま見頃を迎えていた”紅い蕎麦の花”を見られたのは超ラッキー。

道産子の訓さんも初めて見るという紅い蕎麦の花。お味は如何に?

丁寧に復元された展示物の数々。見応え十分でした。

今日はのんびり過ごす心算りでしたが、ついつい歩き回ってしまいましたよ。

(おまけ)どうしても“キョエちゃん”にしか見えない鳥さんがあちこちに。

少し歩きくたびれたものの、予定通り『佐賀城跡』へ。

コロナの影響で展示内容はかなり縮小されていましたが、入館無料では申し訳ないような内容(なので本当に少しばかりの寄付金を)。

公園としても羨ましいような環境になっていました。

よく晴れた1日も陽が落ちるとしっかり冷え込みます。お風呂をいただいた後、今夜の車中泊地「道の駅 しろいし」へ。新しい道の駅。

昨夜は幹線道路沿いでなかなか賑やかでしたが、こちらはかなり期待できそうなロケーション。

 

10月27日火曜日

また一つお気に入りの道の駅ができてご機嫌の朝。

朝イチの訪問は、平安時代初期には既に創建されていたという『稲佐神社』。

お目当ては4本の樹齢600年の楠木です。

どどど〜んといずれも個性豊かな存在感。朝から幸せ気分でいっぱい!

更に嬉しいことに、総門や参道上り口の鳥居とそこからの石段もため息が出るほど美しい

(今日は石階段の参道をパスして境内直結の駐車場まで上がりましたが😅)。

次の訪問は日本三代稲荷の『祐徳稲荷神社』佐賀県屈指の観光スポットでも今年は落ち着いているよう。

のんびり(結構な急登なので息切れは必然😄)奥の院まで参拝できました。

こちらの境内には樹齢150年のチャーギ(イヌマキ)が。こんなに太い幹のチャーギは初めて見た気がします。

長崎に向けて南下する途中にある『海中鳥居』  干潮時だったので鳥居をくぐって干潟を歩くことができました。

竹崎城址展望台に立ち寄り、「夜灯鼻燈台跡」と現在の灯台もチェック。

R207の名物、“フルーツバス停”も車中からパシャリ!全5種類(イチゴ、メロン、ミカン、スイカ、トマト)を確認。

有明海を横断する堤防道路を走って島原へ。う〜ん、ここを通るは胸中かなり複雑。

島原城もじっくり見学。

『島原灯台』は勿論はずせないポイント。

少し時間にゆとりがあったので、市内の民家の庭にあるという樹齢千年の大楠を見に行くことに。

大迫力!の一言。自分ちの庭にこんな樹がある生活ってどんな風なんだろう?

町中にある大人気の温泉に浸かってぽかぽかになり、今夜の車中泊地「道の駅 みずなし本陣ふかえ」に到着。

315号で訪れるのは初めての長崎県です。良い旅になりますよう。そうそう、NHKのローカルニュースのお天気コーナーで懐かしの「斉藤さん』登場!長崎に行ったら斉藤さんだよね〜とプチ楽しみにしていました。お元気そうで何より😄

 

10月28日水曜日

昨夜の到着時はすでに暗くて気づかなかった! 目の前に「平成新山」がどんっと聳えています。

ただ、なんだかどんよりの曇り空。こんな日はまずはお洗濯です。

その間にお天気が回復してくれるといいな。

洗濯後は南島原市の世界遺産『原城跡』へ。駐車場から850mてこてこ歩いて本丸へ。

辺りに城跡らしきものは何も見当たらないまま本丸跡に到着。

城跡内の説明板を読んで納得。とにかく徹底的に破壊し尽くされていたんですね。

知識で知っていることと実際にその地に立って思いを馳せて感じることは別物。溜息。

さて、お天気も良くなってきたので、有明海で「イルカウォッチング」❣️

と思ったら、本日はイルカさんたちに会える確率は少しとのご案内。

それではと『口之津灯台』へと向かう途中、その手前の「口之津歴史民族資料館」へ立ち寄り。

これが久々に手に汗握る狭路❗️館長さんに、その車でよくあの道を来たと絶賛される始末(笑)

でも、そのおかげで大歓待を受け、丁寧なご案内をしていただきました。

いろいろな歴史の裏話を拝聴。灯台への行き方もバッチリ伺いました。

どうにかたどり着いたら、おもちゃかと思うような小さい灯台です。諦めずに来れてよかった。

続いて『瀬詰崎灯台』へ。

なんとなんと更に狭い道をうんこらしょと走って辿り着きました。やれ嬉しや。

ドヤ顔したってノープロブレム!

遅いお昼を簡単に済ませた後、島原まゆやまロードの急登を走って『平成新山ネイチャーセンター』へ。

火砕流が発生すると1分半で到達するという場所にある為、シェルターが半端なく設置されています。

展示内容はとても分かりやすくお勧めの施設でした。

陽も落ちてきたので近くのお風呂を検索して行ってみると、たまたまの割引日(300円!)な上に雲仙と有明海が望める絶好ロケーションの湯船。ありがた〜くぽかぽかさせていただきました。

まだ少し明るいうちに「道の駅 みずなし本陣ふかえ」に戻りました。

こちらには土石流被災家屋がそのまま保存されているので、そちらを見学。

手前の瓦屋根や、その奥の2階建ての住居、左手の建物内にも保存されている住居が。言葉もありません。

幸いこちらの住人の方々は全員避難して無事だったという事がせめてもの救い。

自然の力への畏怖を忘れてはいけないですね。

 

10月29日木曜日

良いお天気!朝一番で山道を駆け登り、『雲仙温泉』へやって参りました。

硫黄の匂いたっぷりの中、“地獄めぐり”です。温泉卵売り場近くのにゃんこは臭くないのかしらん?

山を下り始めるとすぐの「おしどりの池」紅葉の時期には更に映えるだろうな。

今日はこの後灯台を2ヵ所訪問。第1弾は長崎市野母崎の『樺島灯台』。

またまたマジですか〜😂という道をひた走ってようやく到着。

灯台らしい立ち姿。

すごい立地なのに整備された公園があって、ここでお昼のお結びをパクパク。

トンビがたくさん上空を周回していたので、屋根付きのあずま家ありがたし。

灯台よりも海側に突き出た展望台があったので、急階段をゼエゼエしながら行ってみました。やっぱり海は最高❗️

移動途中に眺めた『軍艦島』  

灯台第2弾は、長崎市伊王島の『伊王島灯台』

映画「あなたへ」(高倉健さん 田中裕子さん主演)の重要な舞台となり、灯台好きや車旅好きには外せ無い場所です。

訪れて初めて知ったのは、原爆の爆風で傷み、手前の台座から塔頭部を移築していたという事実でした。

「旧吏員退息所」が資料館として残されていて往時が偲ばれます。

“リゾートアイランド”として大人気の伊王島のようですが、

我々は渋〜く「長崎市健康づくりセンター」の温泉(310円!)で汗を流します。

いよいよ車中泊地を探しに長崎市内へ。

道の駅もRVパークも無い長崎市。しかも駐車料金高しとあって、今回の旅の計画当初から悩みの種でした。ところが為せばなる!。

なんとほぼ一発で良い場所に遭遇。

しかも係員さんがめちゃめちゃ親切!今夜は真後ろを走る市電の音を子守唄に休むことといたしますよ😄

 

10月30日金曜日

高架下で真後ろは市電の線路という状況なので、昨夜は念のため耳栓をして寝ました。案ずるより‥で、夜中は嘘みたいに静か。

いつもよりぐっすりだったかも(笑)

さて、今日は市電の1日パスを手に、長崎市内を巡ります。

まず、目の前の『平和公園』からスタート。何度訪れても胸塞がれる地ではありますが、その度に異なる思いが湧き出ます。

『浦上天主堂』 初めて旧天主堂の倒壊した鐘楼を見ました。何度も現在の鐘楼を見上げ、溜息ばかりです。 

『出島』へ。

ブラタモリ でも紹介されていた、発掘調査で発見された護岸石垣。

復元された綺麗な建物もいいですが、こういう遺構の方に心惹かれますよ。

歩き回って気付くと既にお昼過ぎ。迷わず“中華街”へ。

満腹のお腹をさすりながら、『眼鏡橋』へ。実は今回が初めて。いやいや聞いていたより素敵な橋。やっっぱり自分の目で見ることですね👓。

『大浦天主堂』

『グラバー園』で見かけた素敵な足の机(グラバー邸は補修工事中)

最後は坂の町長崎に相応しく『オランダ坂』へ。 活水学院が管理している洋風住宅が素敵でした。

長崎駅前の居酒屋さんで乾杯した後、今日一日高架下でじっとしていた315号に戻りました。我々は今日もよく歩いてしまいました。爆睡。

 

10月31日土曜日

起床後の洗顔だけを済ませ、「道の駅 夕陽ヶ丘そとめ」へ移動してから朝ご飯。景色の良い道の駅。「遠藤周作文学館」が隣接しています。

スカッと晴れて気持ち良い空の下、西海市の『音浴博物館』へ。

こんな山の中?という場所に現れました。

開館同時に入ったおかげか丁寧なご説明をいただいた後は、懐かしのレコードを見つけてしばし”音浴♪” 。なんという贅沢な時間。

あっと言う間にお昼になり、今回はここまで。次回はお弁当持参で1日楽しもうと心に誓い博物館を後にしました。

『大島大橋公園」 大島大橋を見上げる公園で一休み。

「新西海橋」の遊歩道から眺めた「西海橋」 大潮で丁度見頃の時間に通りかかったので”渦”もいっぱい見えました。

嬉野温泉の公衆浴場で温まった後は夕陽で人気の『千綿駅』へ。

小さな駅にたくさんの人。夕陽好きって多いんだなぁとのんびり構えていたら、なんと”ななつ星”が走ってくるではありませんか。

超ラッキー❣️でパシャリ。雲ひとつない綺麗な夕陽でした。

今夜の車中泊地は「道の駅 彼杵の荘」  駐車場が改修中というまさかの状況。でもノープロブレム。旅はこんなもの😄

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